【第22問】原価の基礎的分類<2級建設業経理士>(twitter投稿再編集)

問題文の構成は、 「簿記について理解を深める解説」 を冒頭に、それに関連する 「問題文」 と続き、最期に 「<>の部分に主にヒント」 を記述してあります。

【問題】原価の基礎的分類基準は ①発生形態別分類(物と人と他) ②作業機能別分類(原価が使われる機能で分類) ③計算対象との関連性分類(直接費と間接費) ④操業度との関連性分類(変動費と固定費)に分類されます。ではこのうち①と関係の深い事柄はどれか?<2級建設業経理士の出題範囲>

1.建設工事原価は工事直接費と工事間接費に分類される

2.建設業は材料費・労務費・外注費・経費の4分類法採用

3.直接原価計算は活動量に比例する費用の区分が不可欠

4.多くの建設業で工事原価を工種別に把握することが有益

 

【解答・解説】発生形態別分類でいう物は材料費を、人とは労務費を、その他とは経費を指します。ただし建設業の場合は原価に占める外注費の割合が高いため、経費から独立して分類することとなっています。したがって『建設業は材料費・労務費・外注費・経費の4分類法採用』が正解になります。