【第19問】 別途積立金(twitter投稿再編集)
問題文の構成は、 「簿記について理解を深める解説」 を冒頭に、それに関連する 「問題文」 と続き、最期に 「<>の部分に主にヒント」 を記述してあります。
【問題】企業は株主総会決議により繰越利益剰余金から任意に利益の積立を行うことがあり、このうち使途を限定しない積立金として別途積立金があります。この別途積立金に関する次の記述のうち正しい考え方はどれか?
<繰越利益剰余金から任意積立金に利益を振り替えることに意味があるのかの問題>
1.別途積立金と同額の預金を銀行に積み立てる必要がある
2.別途積立金に利益を振り替えた以上の意味はない
3.長らく続いてきたことで特に意味はない
4.別途積立金と同額の不特定資産が拘束されている状態
【解答・解説】繰越利益剰余金は処分を前提としていること、別途積立金の取り崩しには会社法の制限があることを踏まえると、繰越利益剰余金から別途積立金に利益を振り替えることは、『同額の不特定資産を拘束している』こととなり、社外に資金が流出することを制限していることを意味しています。
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— 簿記研究所 (@sakuraisland6) November 9, 2022
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