第2問 小口現金<twitter投稿再編集>

問題文の構成は、 「簿記について理解を深める解説」 を冒頭に、それに関連する 「問題文」 と続き、最期に 「<>の部分に主にヒント」 を記述してあります。

【問題】小口現金は部門あるいは店舗ごとに管理する少額の現金のことをいいます。では取引の仲介によって得られた現金を小口現金で管理し次のように仕訳することの最も正しい考え方は次のうちどれか?

 【借方】  【貸方】

小口現金××/受取手数料××

<現金と小口現金の違いの理解度を問う問題>

1.【資産の増加/収益の発生】となっているため正しい

2.一般的には現金勘定で仕訳するものなので正しくない

3.小口現金は費用の支出目的であるため現金で管理し仕訳

4.上記の何れも適切ではない

 

【解答・解説】小口現金とは少額の支払い(支出)を管理するための現金であって、収入を管理する目的はありません。ここにいう収入とは企業外部から受け取る現金であって、小口現金に現金を補充する収入とは意味が異なります。よって最も正しいのは『小口現金は費用の支出目的であるため現金で管理し仕訳』になります。