【第11問】 流動性配列法(twitter投稿再編集)

問題文の構成は、 「簿記について理解を深める解説」 を冒頭に、それに関連する 「問題文」 と続き、最期に 「<>の部分に主にヒント」 を記述してあります。

【問題】例えば資産が増加したと抽象的に取引を記録するのでは具体性がないため、勘定に名前を付けた勘定科目を使って帳簿に記入します。では、貸借対照表に勘定科目を単に列挙せず流動と固定に区分し配列することについての次の記述のうち正しいものはどれか?<区分の意義は決算書分析に役立つ>

1.流動・固定資産、流動・固定負債の区分は強制ではない

2.明瞭性を高めることだけが目的で区分している

3.調達資金(負債)と投下資本(資産)の性質による区分

4.企業の一定時点の支払能力を評価できるように区分

 

【解答・解説】貸借対照表は一定時点の財政状態を明らかにするために作成されます。資産は換金性の高い順に、負債は支払い(又は返済)までの期間の短い順に配列する流動性配列法で貸借対諸表を作成することで、財政状態を明らかにするものです。よって『企業の一定時点の支払能力を評価できるように区分』が正解です。